引っ越し業者を利用して引っ越しを行う場合、その移動距離や荷物の量、またオフシーズンか繁忙期かで、料金がかなり変わってくるのは前述したとおりです。
今回は、夫婦等の2人家族で業者に頼んだ場合、核家族等にみられる4人家族で業者に頼んだ場合のそれぞれの条件別費用についてみていきましょう。
夫婦等の2人家族で、オフシーズンに、荷物量が普通(2人用の家具家電、布団、衣装ケース6つ、ダンボール20箱くらい)で引っ越す場合、近距離(20km以内)46,350円、近距離(50km以内)52,761円、中距離(100km以内)69,000円、長距離(200km以内)80,835円、長距離(300km以内)113,456円となっています。
これが繁忙期になった場合、近距離(20km以内)60,255円、近距離(50km以内)68,589円、中距離(100km以内)89,700円、長距離(200km以内)105,086円、長距離(300km以内)147,493円となります。
次に、4人家族で、オフシーズンに荷物量が普通(4人用の家具家電、布団、衣装ケース10つ、ダンボール50箱くらい)で引っ越す場合をみてみましょう。
この場合、近距離(20km以内)62,075円、近距離(50km以内)72,831円、中距離(100km以内)78,350円、長距離(200km以内)96,170円、長距離(300km以内)162,866円となっています。
これが繁忙期になった場合、近距離(20km以内)80,698円、近距離(50km以内)94,680円、中距離(100km以内)101,855円、長距離(200km以内)125,021円、長距離(300km以内)211,726円となります。
人数、荷物量の変動で大きな値段の差が生まれます。
またオフシーズンと繁忙期では、同じ内容でも、最大5万円近くの差が出てきます。
引っ越し業者に依頼する場合はこのポイントをしっかり考えましょう。
引っ越しで一番困ることは引っ越し費用がどれくらいかかるか、はっきり明確ではないということですよね。
自力で出来たら一番安上がりでいいのですが、家族がいればなかなかそうはいきません。
また自力での大量のダンボール確保と処分は結構大変ですよ。
2月の引っ越し費用
1月は引っ越し業者が一番ヒマな時期(閑散期)のようです。
ただし、2月下旬からは予約が取りにくくなってきます。
このことを頭に入れて新しい物件に引っ越す場合、2月に引っ越しをしたら、家賃等を重複して払わなければならないことがあります。
よって、もし近距離での引っ越しであれば、慌ただしいのですが、2月までに旧物件を解約して、新しい物件に3月入居するのも一つの方法です。
そして引っ越し業者に依頼する際の引っ越し費用ですが、2月に引っ越す場合と3月に引っ越す場合では、費用が大きく変わってきます。
なぜなら5~2月は引っ越し業界ではオフシーズンであり、需要があまりないため費用が安く、逆に3~4月は卒業・転勤・入学等で繁忙期になり需要があり費用が割高になるからです。
割高と分かっている、引っ越しのシーズン3・4月に業者に頼むのは極力避けたいところです。
特にお金がない学生などが卒業し帰省、引っ越しをするのであれば話が早い。
3月に卒業することは分かっているので、早めに手続きを行い荷物をまとめ、2月のうちに大きいものは引っ越し業者に頼んで、実家に一時的に預かってもらいましょう。
少ない荷物でも、1ヶ月くらいはなんとか生活できます。
ただしいきなり荷物を送りつけられると実家のご両親もびっくりしますから気を付けたいですね・・。
3月の引っ越し費用
引っ越しする上で、一番費用がかかる時期は、繁忙期、つまり3月・4月です。
この時期は、卒業シーズン、転勤シーズンであり、引っ越し業者は大忙し、業者は臨戦態勢に入ります。
よって、引っ越し業者に引っ越しを頼む場合、一番費用がかかる時期です。
できればこの時期の引っ越しは避けたいのですが、やむ得ない場合もあります。
移動距離や荷物量によって金額は違いますが、オフシーズンと比べて4人家族の場合2~5万円くらい高くなりますので覚悟しましょう。
なるべく低く抑えるには、荷物量を減らすことぐらいでしょうか?
いらないもの、使わないものがあれば、この際捨ててしまうか、知人へ譲る、またはリサイクルショップを有効活用してみるのもいいでしょう。